ミュージカル「シンデレラ」 久住小春登場シーン プチまとめ

公演もいよいよ今週末と千秋楽のみ。ということでその前に備忘録を兼ねて、久住小春登場シーンのプチまとめ

◆第一幕
(1) 舞踏会告知 (伝令官フランツ)
ページ(ジュンジュン・リンリン)を引き連れて民衆の前に登場して、留学から帰国したクリストファー王子(新垣)が主催する舞踏会の告知をする。見所聴き所はやはりその告知の歌をソロで歌うシーン。初めの頃は不安定で力任せに歌っている感じだったけれども、徐々に歌うのに慣れて発声も安定してきて、気が付けば予想外(?)にも安心して聴いていられるまでに。そうなるとハスキーボイスが俄然活きてきて、元々男前のルックスでもって低音を響かせて歌う姿がめちゃめちゃ様になっていてカッコいい!

(2) 舞踏会 (某貴族)
こちらは台詞なしで、基本はダンスとその合間の談笑シーンのみ。宝塚の男性役の方々と同じく上下ピンク色の衣装で髪は裾でまとめている。見所は小春のとんでもない麗人ぶり!いやもう宝塚の方と全く遜色ないのがすごい。姿勢を正して口を閉じて表情を引き締めるとこうもなるのかと、小春のルックスの余力を改めて実感できる。
ダンスの方は、ガボットは相手はワットン公爵令嬢(道重)がメインで、モンゼット伯爵令嬢(光井)と、あともう一人宝塚の方とも少しずつ。ワルツは相手は宝塚の方で、こちらも様になっているけど、ただ相手を支えるシーンなどはさすがに、身体が出来ている他の宝塚男性役ほどは形が決まらない。ワルツではその他、二令嬢(道重・光井)とステージ上に三人のみで、二人を左右に従える形でソロでダンスを披露するシーンもあり。あとダンスの合間の談笑シーンではシンデレラ継母(愛華みれ)、シンデレラ義姉ポーシャ(亀井)と接触していたりも。

◆第二幕
(1) シンデレラ捜索 (伝令官フランツ)
ガラスの靴に合う女性を国中くまなく捜して見つけ出してくるようにとクリストファー王子から厳命を受けて、執事やページらと共に捜索開始。ここはほぼ全編に渡ってドタバタ調。そして見所はやはりシンデレラ継母一家の靴試着シーンのアドリブ合戦。元々はシンデレラ継母に言い寄られてゾッとして一言発するくらいだったけれども、そのうちにシンデレラ義姉ポーシャ、ジョイ(田中)にも絡まれるようになってきた。ただアドリブのメインはあくまでシンデレラ一家や執事で、フランツの方は一言二言のみの基本はやらかされる側なので、そのリアクションを楽しむ感じ。当初はリアクションの際に表情が素の久住小春に戻ってしまうこともしばしばだったけど、最近はフランツのまま余裕の笑みを浮かべてリアクションをするまでに。

(2) シンデレラ捜索結果報告 (伝令官フランツ)
ガラスの靴に合う女性を発見できなかったことをクリストファー王子に報告する。報告を聞いて気を落とす王子を気遣うという、小春のシリアスな演技が見られる貴重なシーン。

(3) 結婚式告知 (伝令官フランツ)
王子とシンデレラとの結婚式の告知。国王、王妃、王子のフルネームを淀みなく言い切るのが聴き所。はじまった頃はこれはいずれミスりそうだと思ったけど、これまで至って好調!8/19のトークショーによるとこれまではパーフェクトだとか。

(4) 結婚式 (伝令官フランツ)
出演者総出で二人を祝福する歌を歌う。フランツは途中、妖精の女王(麻路さき)が吊りワイヤーのセッティングをしている姿を隠す壁役も兼ねているために隣の執事と隙間なくピタリとくっついていて、公演によっては二人でこそこそじゃれ合っていることも。
ラストはステージ中央の一段せり上がった台の中央、つまりステージのど真ん中に立って歌い上げていて、これがまた見映えが良すぎ!絵になりまくり!

…こうやって列記してみると、限られた出番ながら、登場シーンがとてもバリエーションに富んでいて、これが毎回小春を見ている割に意外と飽きがこない理由のひとつなのかもしれない。

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