SereneBachからWordPressへの移行
ブログツールを SereneBach から WordPress に変更しました。これに伴い RSS や Atom のアドレスが変わっています。エントリーの静的アドレスは継承させたつもりですが、もしリンクや動作に不具合がありましたらご指摘いただけると幸いです。
SereneBach→WordPressへの移行について簡単にメモを残しておきます。
SereneBach→WordPressへの移行の動機
SereneBachの機能や操作性には、使用を止める直前もそれほど不満はありませんでした。強いて言えば、
- タグが使えない
- 再構築に時間がかかる
くらいでしょうか。でも前者は使えなければ使えなくてもよかったし、後者ももともとテンプレートをほとんどいじらない人だったので普段は別に問題でもないし、直接の動機になるほどではありませんでした。
本格的にツールの変更を考えはじめたのは、
- 使用していたプラグインを配布していたサイトが閉鎖していたことに気が付いた
- サイト構築やカスタマイズの際に参考にしていたサイトが閉鎖していたことに気が付いた
ためでした。
万が一、今のサイトが吹っ飛ぶなどの不慮の事態の際に、もう同じものを作り直すことが出来ない可能性が高い、不慮の事態はともかく何か手を加えないとならなくなった場合にも調査がかなり厳しい、ということがわかり、メジャーなツールへの変更を考えるようになりました。
SereneBach→WordPressへの移行方法
WordPressへの移行の際に自分が特に気に掛けて事前調査・準備・検証したのは以下の三点でした。
- テンプレートをそのまま引き継ぐ
- 静的アドレスを継承する
- 移行時の通信断時間を秒レベルとする
テンプレートは変える気がなかったので、あとは書き換えるのみ。その時点ではphpを知らず1から勉強するところからはじめないといけなかったのでキツかったですが、php部分とhtml部分の見分け方がわかってからは、比較的簡単に書き換えられるようになりました。
記事の引き継ぎについては、mod rewriteの使用、301リダイレクトの使用、SereneBachの記事はWordPressに引き継がずに静的ファイルとして残す、などいろいろ考えましたが、結局、MT形式でエクスポート/インポートを行った上で、静的アドレスをそのまま継承できる、パーマリンク設定「/log/%postname%.html」(「/log/eid%postname%.html」でよかったかも?)で対応することにしました。このパーマリンク設定の書き換えももしかすると上手い方法があったのかもしれませんが、自分は移行した二つのサイトの記事約3500のパーマリンク設定を一個一個書き換えたのでめちゃめちゃツラかったです・・・。
別に大した規模のサイトでもないので1日2日繋がらなくてもどうということはないのですが、通信断はどうもイヤなので事前に手順をいろいろ試してみました。
結果としては、同じサーバアカウントの場合は、
1.別サブドメインでひととおり同じものを構築しておく
2.移行時はまず「設定」→「一般設定」→「WordPress のアドレス (URL)」と「ブログのアドレス (URL)」をこれまでSereneBachで使っていたurlに変更する。「変更を保存」した時点でurlは設定変更されるがサーバのディレクトリはそのままなのでログインが出来なくなる
3.ftpソフトでSereneBachのディレクトリを別名に退避する
4.ftpソフトでWordPressのディレクトリをSereneBachでこれまで使っていたディレクトリ名に変更する。これで再度ログインできるようになる
これで移行が問題なくできることを事前検証で確認した上で実行に移した結果、通信断時間約30秒で移行させることができました。
sb、SereneBachについて
今回いろいろ考えた末にSereneBachから離れることになりましたが、sb、SereneBachは約3年半使用し続けてとても愛着があります。これまで日記をつけたこともなく、むしろ文章を書くのをどちらかというと避けていた自分に記事を書き続ける習慣がついたのは、sb、SereneBachがとても使いやすかったことも一因だったと思っています。sb、SereneBachの制作者様、プラグインやテンプレートの制作者様、解説サイトを公開されていた皆様、その他sb、SereneBachに関わられた様々な皆様に感謝いたします。